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平成8年、米国で宇宙観光旅行を現実にするためのコンテストは始まった。

いでよ第2のリンドバーグ

高度100キロ往復なら.... 地元ミズーリ賞金1000万ドル

大西洋横断飛行で知られるチャールズ・リンドバーグ氏の地元、米ミズーリ州 セントルイスの企業などが集まったユニークな賞金制度を設立した。高度百キロ の地点まで往復した米国内外の技術者チームに1千万ドルを与えるというもの。 新制の宇宙船や旅客機の開発を後押しする効果があるとして航空・宇宙業界の話 題になっている。

賞金獲得の条件は高度百キロの上空まで何度も行き来できる乗り物を使うこ と。一回だけの往復になるロケットは除外され、スペースシャトルを持つ米航空 宇宙局(NASA)のような公的機関の参加も認めない。高度百キロは大気圏のもっ とも外側の電離層にあたり、主催団体「X賞基金」では安くて安全な新しい乗り 物の考案を期待している。

米国では航空・宇宙技術の発展に各種の賞金制度が貢献してきたのは事実で、 六十九年前のリンドバーグ氏の飛行にも冒険心とともに賞金獲得の狙いがあっ た。

今回の試みには「宇宙旅行の商業化につながる可能性がある」(NASA幹部)との指摘もある。

日本経済新聞
平成8年5月21日

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